The Persnickety Immigrant

好きなことを好きなだけ書くブログ。

猫ちゃんを迎え入れた話

我が家には9歳のコリーがいますが、私が将来的には猫がほしいねぇ、と言い続けた結果、さっそく猫を飼うことになりました。今日はその話を書いていこうと思います。

猫を探す

保護猫をアダプトするということは決まっていたので、Googleで「Adopt a cat 地域名」で検索し、上位結果の団体で、Google Reviewも良い団体から保護することを決めました。

犬がいるので、大人の猫よりも、子猫から一緒にいることに慣れさせたほうがいいと判断し、メスの子猫に絞って探しました(名前が最初に決まっていたので、それによって性別も決めました)。

最初に希望の猫を3匹ほど選び連絡をしたのですが、すでに引き取り手が決まっているとの連絡が入りました。パンデミックのせいか、すぐにお家が決まることが多いようでした。(一回子猫に会いに行ったのですが、他の方がすぐに決めてしまい、その子とはご縁がなかったようです。)

そこで更新されたばかりの子猫に絞って連絡をしました。そしたらその日すぐにフォスターさんとGoogle Hangoutで連絡することに。パンデミックのため、実際に会うことよりもバーチャルが優先されているようでした。

バーチャルで見えたのは猫っぽい毛の塊で、正直猫の顔をはっきりと見ることはできませんでした。写真は連絡する前に見ていたのと、Affectionateな猫であることが犬と暮らすにあたって重要事項であったので、そこだけ確認してあとはもうOKということで、申し込みしました。

申し込みプロセス

これは団体によって全く異なるとは思うのですが、私達の場合はすべてバーチャルで行われ、サインまで電子化されていました。

最初の書類審査が終わると、猫の健康状態を記したカルテが送られてきました。そこを見るとRingworm(日本語だと猫カビと言うらしい)と書いてあるのです。健康状態については聞いてなかったのでちょっとびっくりしましたが、調べたところそこまで大きなことではないのと、この病気があるだけで殺処分されることもある、と聞き、これは我が家で愛されて幸せになってもらうしかないなと、夫と話しました。

最後に電話で色々説明をしてもらい、プロセスは終了。アダプトする猫が決まるまでのプロセスの方が大変だったように感じました。

対面

家から20分くらいのお家にフォスターさんが住んでいるということなので、キャリヤーを持って訪問し、猫とご対面。かわいい。最初は緊張しているのか何なのか、キャリヤーのなかでよく鳴いてました。

家に着いて最初にやったことが、あろうことか夫がキャリヤーの入口にいた猫と犬を対面させるというまさかの展開。猫、シャーと威嚇する。そりゃそうだ。

そしてバスルームを閉め切って放牧。ボールを与えるとすぐに遊び始める。全然シャイじゃない。私の膝の上にもひょいと乗ってくるし、なんだこんな猫見たことない。

リングワームについて

www.webmd.com

リングワームは虫ではなく、水虫のようなカビの一種です。発疹が輪のようになることからリングワームと言われています。猫同士や人間、犬にもうつりやすいと言われているので、リングワームがある場合には隔離することが必要です。
治療方法は内服薬とLime sulfur(石灰硫黄合剤、臭い)を薄めて全身に塗布します。あとは隔離している場所を清潔に保つことが必要です。
完治は全ての菌が体の表面から無くなる状態を指し、早くて1ヶ月くらいで完治し、長くて2ヶ月くらいとのことでした。

治療状況を確認するために、私達の場合は保護団体に専門のチームがいるため、その方たちに状況を確認してもらったり、動物病院に連れて行った際に確認をしてもらいました(どうやらブラックライトで照らすと発疹が見えるようです)。

我が家ではバスルームを猫専用スペースとし、完治するまで閉じ込めることにしました。バスルームはフローリングなので掃除しやすいのと、ワンルームベッドルームではそこ以外は考えられませんでした(笑)

私達への感染予防のため、バスルームで猫と戯れるさいには長袖長ズボンを着て、その服はバスルーム以外では着ませんでした。その服を洗う際にはブリーチを使用し、徹底対策を図りました。

完治した際にはバスルームで使っていた洗えない布製品(スクラッチポスト)は捨て、猫トイレ等プラスチック製品はブリーチで消毒し、ブランケットはブリーチで洗いました。

犬との馴れ初め

最初に威嚇された犬は何が起きたか全く分かっていない様子でしたが、すぐにバスルームに何か生き物がいるな、と認識してきたようでした。
猫とドアの下の隙間を使って遊び始め、どうやら仲良く遊べているようでした。犬も鳴く事はなく、姿を見ることはないものの、うまくお互いの存在に慣れてきたようでした。

うちに来て何日か経ってから、今度はドアを開けて距離を保ったままお互いの姿を見せてみました。お互いを興味津々に見ているものの、威嚇したり鳴いたりということがなかったので成功のようです。

猫が我が家にきて1ヶ月弱しないくらいに、リングワームが完治したとの知らせを受け、家の中に放つことにしました。
猫を最初にバスルームから放した時には少しビクビクしながら周りを見ていたので、犬が近づきすぎないようにコントロールしていました。徐々に部屋自体に慣れていったようだったので、だんだんと犬との距離を縮めさせました。猫がまず環境に慣れる事に重点をおいて、それから犬が近づいていったので猫が威嚇することもありませんでした。しかし犬が近づきすぎると猫パンチをお見舞いしていました(笑)

最初のお気に入りの場所はベッドの下でした。やはり初めての場所ということもあり、安心して寝られる場所がほしかったようで、ベッドの下の狭い隙間にもぐりこみ、寝ていました。猫のベッドや猫タワーもあるのですが、やはり暗くて狭い、誰も手の届かない場所が好きなようです。

避妊手術

保護団体が無料で避妊手術をやってくれました。これは団体によると思うので費用に関しては一概には言えません。
手術後10日はカラーをつけるか、洋服を着せるかなどして、傷口を舐めさせないようにしなければならないので、それは気を付けてください。
性格が手術後に変わる子もいるとは言われていますが、うちの子は全く変化なしでした。

かかった初期費用

全部でおよそ$480程かかりました。

  • 保護団体へ: $110 

$100: 避妊手術前のデポジット、後で返金
$10: ほんの気持ちの寄付
※リングワーム持ちだったため、無料で引き受けた。普通は$90する。

  • ペット用品: $400 

トイレ、キャットタワー、スクラッチポスト、トイレのゴミ入れ、おもちゃ、エサ皿、水飲み噴水、等。ここはどれだけこだわるかで値段が大きく変わるところだと思う。夫が張り切っておもちゃを色々買ってました(笑)

  • 初期の餌:  $70

$50: フォスターさんの所で食べていたKitten用のドライフードを大容量で購入(数か月持ちそう)。
$20: ウェットフード30缶入りを購入。

最近の犬と猫

我が家に猫が来て2ヶ月と少し経ちました。
犬と猫はとても仲良くやっています。朝と夜の猫が動き回る時間帯になると、犬は猫を追いかけまわして遊んでいます。
お互い寝るときは別々に静かに寝るようなので、そこも上手く機能しているようです。

猫は大きくなったのと慣れてきたので、猫タワーの中や根元、窓際で寝るようになってきました。夜は一緒にベッドで寝てくれることも増えました。たまに私達が寝ている朝方にかまってくれとじゃれついてくる以外はかわいいもんです。

猫を犬に会わせるにあたって参考にしたもの

youtu.be

このYouTubeビデオを一番参考にしました!色々調べても、大体は時間をかけて猫を環境に慣らしてから、先住犬と合わせよう、とでてきます。

その他

アパートのリースをよく見たらAddendumに、猫を飼う場合にはDeclaw(爪を取り除く手術)をしなければならない、と書かれていました。私達は絶対にやることはありません。今のところアパートからは何も言われていませんが、今後のアパートを探す際には注意しなければならないポイントだと思いました。