アメリカ在住ミレニアム世代の家計状況をシェアします!
アメリカのミレニアム世代は大学卒業を多額の教育ローンと共に迎えるとよく言われていますが、実際どうなのってところをシェアします。
まずは基本的な情報を。
家族構成: 20代後半の私と夫、犬、猫で暮らしています。
住居: アメリカ南部の都市に1LDKのアパートに住んでいます。広さは750スクエアフィートほど、大体70平米です。
交通: 車を一台所有。私が免許をいつまでたっても取ろうとしないのはTwitter見ている皆さまならご存じのはず。
教育ローン: 夫と私はアメリカの某州立大学を出ています。私は州外学費を支払い、夫は州内学費を支払いました。二人で複数の教育ローンを持っている状況で、残りの返済額は利子も含めて合計88,000ドル、日本円だと970万円。繰り上げ返済をせずに最低限額のみを返していくと、夫は2028年夏に返済が終わり、私の奨学金は2036年夏に返済が終わる計画です。夫が連邦政府から借りているローンの方が利子が圧倒的に高いため、こちらを先に返す計画をしています。
収入: 夫も私も会社員ですが、夫は残業代が出て、私は給与固定です。二人合わせると2019年のアメリカ全土の家庭収入平均($68,703*1、日本円だと748万円)よりは稼いでいます。
8月の支出一覧:
それでは、実際に何にどれだけ使ったかをリストアップしていきます。パーセンテージは月の収入から税金諸々、保険、401k(個人退職貯金みたいなもの)をすでに引いた金額を分母としています。
- 家賃、光熱費等: 28.5%
- 移動関連諸費: 7.5%
- 食費(外食含む): 13%
- ペット: 1.5%
- ヘルスケア: 2%
- その他諸々: 5%
- 二人小遣い: 8.5%
- 学生ローン: 20%
- 緊急用貯金: 11%
97%ですね。余った3%は国内旅行貯金に充てています。
学生ローンへの20%を維持すれば、夫のローン全てを2024年中に返し切ることができそうです。4年も繰り上げて返済!!!私のローンは利子が1%前後なのでインフレ率を考えると、とりあえず最低額返しておけばいいかなと言う結論です。
緊急用貯金に目標額が貯まったら、まずは401kへの追加を考えています。支出がどうしても多いので、手元にキャッシュとして最低限必要なのです。
今年はこの家計状況にいけるまでが大変でした。私が去年11月にやっとの気持ちで見つけた仕事は給料そこそこの超ストレス環境で、2月中旬に成績不足で解雇。仕事がなくなったと思ったら、猫がヨガマットを噛みきって飲み込んだので開腹手術を受けることに。保険に入っていないので簡単なローンを組んで数か月かけて返済。義両親からもお金を借りて、なんとかしのげた状況でした。
なので、今のこの家計は結構安心して見せられるというか。5月には猫が二回目のER行きを決め込み、ペットへの支出が40%近い月もありました。もちろん赤字です。まあ、それでも貯金があったのでマイナスでもやってこれました。でも私が日本から持ってきた貯金も見事に使ってしまったので、これからしっかり貯めていかないと思っています。
ちなみに、家計管理にはMintを使用しています。夫と共有のアカウントを作成し、そこにすべてのカード、銀行口座等を連携させて、監視しています。月末にスーパーのレシートを簡単に区分けし他の支出もカテゴライズして、分類別に支出をわけています。Mintでまとめた数字をGoogle Spreadsheetに移して、さらに分析しています。やりすぎなのは時間があるからです!
さてさて、質問などあればTwitterにてください!
*1:Income and Poverty in the United States: 2019, US Census Bureau, https://www.census.gov/library/publications/2020/demo/p60-270.html